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障子への猫対策でオススメの方法をご紹介します
query_builder 2025/04/09
コラム
著者:島袋たたみ店
島袋たたみ店

「猫に家の中をいかに傷つけられないようにするか」は、猫を飼っている方にとって永遠のテーマともいえるのではないでしょうか。特に和室のある家に猫と暮らす場合には、障子が破れたり汚れたりする可能性があります。

今回は猫を飼っている方へ、障子への猫対策でオススメの方法をご紹介します。愛猫の性格も含めた上で合う方法をお試しください。

 

▼なぜ猫は障子を破りたがるの?

猫とのある部屋の組み合わせは、日本人にとっては昔から馴染みのあるものでした。猫による障子への被害も、昔からあったことが予想できます。障子への猫対策を考える際には、猫がなぜ障子を破りたがるのか知っておくこともヒントになります。

猫が障子を破ってしまう理由としては、次の4つが考えられます。

 

■理由①:障子の向こう側が気になるから

猫は好奇心が強く、隠れている場所で物音がしたり動きがあったりすると、確かめずにはいられない性格です。障子の向こう側、つまり窓の外で鳥の鳴き声が聞こえたり、風に揺れる葉の影が見えたりすると、障子を突き破ってしまうことがあります。

優秀なハンターでもある猫にとっては、障子の向こう側が気になるあまり障子を破ってしまうのは、衝動的な行動による結果だといえるでしょう。

 

■理由②:障子の音が気になるから

猫は、人間の約4~5倍の広範囲の音を聴き取ることができるといわれています。飼い主の帰宅を遠くからの足音で聴きわけることは、猫にとっては朝飯前。これもやはりハンター気質であることが由来しています。

障子が風で揺れたり、猫の体が障子に触れたりした時に「カタカタ」と鳴る音は、猫の好奇心を刺激することがあり、気になるあまり障子を破いてしまうことがあるのです。

 

■理由③:爪とぎにちょうど良い場所だから
障子の木枠で爪とぎをする猫も少なくありません。その際に障子に爪が引っかかり、障子紙を破いてしまうこともあります。

猫の爪とぎは、外側の硬い角質となった古い爪を剥がして、柔軟性のある新しい爪をとがらせるための行動です。これは、獲物をハンティングしたり、身を守ったりするのにとがった爪が大いに役立つためだといわれています。また猫は、肉球から出る自分のニオイでマーキングをすることを目的に爪とぎをすることもわかっています。

 

■理由④:猫の通り道だから

猫は縄張り確認のために、毎日おおよそ同じ時間に同じルートで見回りをします。その見回りルートに障子があった場合、障子紙を破いて突き進むこともあります。この場合は「たまたま通り道に障子があったから」という理由で、猫に障子が破られていることになるでしょう。

 

▼猫に障子を破られないようにするための対策とは

猫に障子を破られるのを防ぐためとはいえ、しつけ剤スプレーや粘着テープなどで猫に嫌われるのは避けたいもの。そこでこちらでは、すぐにできるもの、猫に対抗する方法、猫に譲る方法などさまざまな対策をご紹介します。6つありますので、状況に合わせてお試しください。

 

■定期的に爪をカットする
まずは障子が引っかかれる際に使われる「武器のレベルを下げておく」ことからはじめましょう。猫の爪は、使用頻度が多い爪ほど伸びるスピードが速いです。障子で爪とぎをするのが好きな猫の場合は、前足の爪だけでも10日に1回は切るようにしましょう。

 

近くに爪とぎを準備しておく

猫が障子を爪とぎ道具としている場合には、定期的に爪をカットするだけでなく、障子の近くに「爪とぎ」を置いておくのも有効です。障子紙や障子枠よりも専用の爪とぎのほうがよくとげるはずですので、そちらに興味が移る可能性が高いでしょう。

 

近くにキャットタワーを設置する

障子紙を破りながら障子に昇る猫の場合は、高い位置から縄張りを確認できるようにキャットタワーを設置するのもオススメです。キャットタワーは、障子の近くに設置すると効果的でしょう。

 

■プラスチック障子紙に張り替える

障子紙を猫の引っかき傷にも強いプラスチック製に張り替えるのも一案です。見た目は和紙とほとんど変わりありませんので、和室の雰囲気を維持したまま猫対策ができます。

 

障子紙の代わりにプラダンをはめ込む

プラスチック製ダンボール(プラダン)は、DIYでも加工しやすく、百円ショップやホームセンターなどで気軽に購入しやすいアイテムです。プラスチック障子よりも引っかき傷に強いのがメリットです。見た目にこだわりがない方にオススメします。

 

障子の一番下の一ヶ所だけのれんにする

障子が「猫の通り道」となっている場合、こちらの譲歩作戦はいかがでしょうか。障子の一番下の一ヶ所だけ障子紙を切り抜き、ジャストサイズの布を取り付けてのれんにしましょう。猫が通り抜けできるのれんの場所を覚えてくれれば、障子紙が破られる可能性は低くなります。気密性は下がりますが、お互いストレスが溜まらない方法だといえるでしょう。

 

▼まとめ

カサカサ音がする、爪とぎにちょうどいい、向こう側が見えないなど、障子は猫にとって好奇心をかき立てられる存在だといえます。猫の爪を定期的にメンテナンスしたり、猫の気を他に逸らしたり、障子紙を強いものに張り替えたりなど複数の対策を施すと、より効果的です。

島袋たたみ店でも、猫の引っかき傷に強いプラスチック障子紙や強化障子紙の張り替えを承っております。張り替えをご検討の際には、お気軽にお問い合わせください。

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