網戸が外れない!?窓タイプ別の外し方を解説します
網戸を掃除したり網を張り替えたりする際には、網戸本体をいったん外す必要があります。これまで網戸を外した経験がない方は「外し方がわからない」「なかなか外れない」というケースも多いようです。
そこで今回は、網戸の適切な外し方から、網戸が外れないときにチェックしたいポイントなどを解説していきます。網戸を長持ちさせるためのメンテナンス方法についてもご紹介しますので、ぜひお試しください。
▼【タイプ別】網戸の適切な外し方とは
網戸には、主に次の4つの種類の形状があります。
・スライド式
・固定式
・ロール式
・アコーディオン式
適切な外し方は、網戸の種類によって異なります。種類別に網戸の外し方を解説していきましょう。
■スライド式の網戸
スライド式の網戸には、落下防止のための「外れ止めネジ」が設置されています。
①網戸の側面や上部に付いている外れ止めの「ネジ」を、ドライバーで緩めます。これで外れ止めを下側に移動させて、機能を解除できるようになります。
②網戸に付いている戸車の操作ツマミを、ドライバーを使って引き出します。これで戸車が上がり、レールから網戸を外せるようになります。
③網戸を持ち上げて外しましょう。
■固定式の網戸
固定式の網戸には、主に「フレームレス(網戸取り外しタグ付)」「フレーム付(網戸外れ止めツマミ付き)」「フレームレス(タグやツマミなし)」という3種類があります。
・フレームレス(網戸取り外しタグ付)
網戸の4辺にそれぞれ網戸を設置するためのアタッチメントが付いています。網戸取り外しタグを持って上方向に引っ張ると、下側のアタッチメントが枠から外れます。横に引っ張りながら縦のアタッチメント、その他の部分も外していきましょう。
・フレーム付(網戸外れ止めツマミ付き)
網戸の左右どちらかの角に、外れ止めのツマミが付いています(上下2ヶ所)。このツマミを縦向きに回転させてロックを外しましょう。網戸をツマミが設置されている側へ押し付けると、内蔵されているバネが縮み、網戸が外れます。
・フレームレス(タグやツマミなし)
上下のアタッチメントは後付けのため、アタッチメントだけ外すことができますので、上→下というという順番で外します。左右のアタッチメントは網とくっついていますので、それぞれ順番に横方向に引き出して取り外しましょう。パッキンが破れないように注意しながら行ってください。
■ロール式の網戸
上げ下げ型のロール網戸、横引きロール網戸(マグネット固定タイプ)は構造が複雑です。DIYでの網戸の取り外しは難しいため、工具店などのプロに相談しましょう。
横引きロール網戸でもマグネットなしのタイプの場合は、DIYでの取り外しが可能です。
①戸当たり枠の上下に設置されている出っ張った部品をつぼませて、アタッチから外す。
②戸当たり枠をアタッチから外したら、網戸の収納枠を収納枠アタッチから外す。
■アコーディオン式の網戸
アコーディオン式の網戸も構造が複雑になっているため、DIYでの網戸の取り外しは難しいでしょう。網戸が破れた場合などは網の張り替えもできませんので、網戸本体を交換する必要があります。
▼網戸が外れないときにチェックしたいこと
自分で外せるタイプの網戸であっても、外れないケースがあります。そんなときは、次の4つのポイントを確認してみてください。
網戸が外れないときにはここをチェック! |
外れ止めは複数個所に設置されていることもありますので、すべてロックが解除されている必要があります。外れ止めのロックがすべて解除されていても網戸が外れないときは、レールにホコリなどが溜まっていて、網戸が外れるのをせき止めている可能性もあるでしょう。
地震の揺れの影響で網戸本体が歪んでいたり、そもそも網戸の寸法が窓に合っていなかったりする場合も、網戸が外れなくなることがあります。このようなケースは、工事店などに相談するのが無難です。
▼網戸を長持ちさせたいなら定期的なメンテナンスを!
どんなタイプの網戸でも、長持ちさせるには定期的な掃除や動きのチェックをおこなうことが重要です。網の部分だけでなく、レールのホコリや汚れの掃除も定期的におこなうことをオススメします。
▼まとめ
網戸にはいくつか種類があり、自分で外せるものと外せないタイプのものがあります。自分で外すことができる網戸でも、ご紹介した外し方で外れない場合には、「外れ止めのロック」「レールのホコリ」「網戸本体の歪み」「網戸の寸法違い」の4点をチェックしてみてください。
網戸の張り替え、本体の交換などをご検討の際は、大正10年の創業から沖縄の地域に根差し、高い実績と信頼を積み重ねてきた島袋たたみ店へぜひご相談ください。網戸についても、些細なことから大掛かりなものまで承ります。