畳にジュースや食べ物をこぼしたり、ペットがおしっこをしてしまったりして、シミができてしまった経験はありませんか?ワックスによる撥水加工がされているフローリングとは違い、畳は水に弱いためシミができやすいという特徴があります。
そこで今回は、畳にシミができたときにおこなうべき対処法を、原因別にご紹介します。
▼畳は素材的にシミが付きやすい
一般的に広く使われている畳は「イ草」という植物が原料となっています。イ草はスポンジ状の構造になっていて、水分を吸収しやすいという性質があります。そのため、畳の上に水分が含まれたものをこぼしたり、落としたりしてそのままにしておくと、シミになりやすいのです。水分が残っていると、シミだけにとどまらずカビの発生に繋がる可能性もあります。
畳の上に水分が含まれたものをこぼしてしまったときは、できるだけすぐに対処しましょう。
▼畳のシミへの対処法(原因別)
畳にどんなものをこぼしたかによって、対処法は変わってきます。こちらでは次の6つの原因別に、対処法を解説していきましょう。
シミの原因①飲食物の場合(ジュース、醤油など)
色の付いた飲食物の水分は、小麦粉などの粉末に吸収させてシミを取っていきます。
準備するもの
ペーパータオル、小麦粉(ベビーパウダーや食塩でも可)、雑巾2枚、古歯ブラシ、掃除機
対処の流れ
① 水分をペーパータオルで拭き取る
② シミ部分に小麦粉を振りかける
③ 水分を吸収した粉末が畳の目に入るので、古歯ブラシでかき出す
④ 掃除機で小麦粉を吸い取る
⑤ 水に濡らした雑巾を固く絞り、拭き取る
⑥ 雑巾で乾拭きし、しっかり乾燥させる
シミの原因②赤ちゃん、ペットのおしっこ
おしっこの場合は、飲食物をこぼしたときと同様の方法で対処した後、アルコール除菌スプレーで仕上げます。
準備するもの
ペーパータオル、小麦粉(ベビーパウダーや食塩でも可)、雑巾2枚、古歯ブラシ、掃除機、アルコール除菌スプレー
対処の流れ
① ~⑤まで、飲食物をこぼしたときと同じ流れで進める
⑥ アルコール除菌スプレーをする
⑦ 雑巾で乾拭きして、しっかり乾燥させましょう
シミの原因③ペンのインク
ペンやプリンターのインクを畳にこぼしてしまったときは、シミの範囲をこれ以上広げないように注意しながらおこなう必要があります。酸素系漂白剤を使用するため、畳の変色を防ぐためにも少量ずつ使っていくのがポイントです。
準備するもの
ペーパータオル、雑巾2枚、酸素系漂白剤(洗濯用でOK)
対処の流れ
① ペーパータオルをインクの上に広げ、水分を吸収させる(広げないように注意)
② 雑巾に漂白剤を少量染み込ませ、シミ部分を叩く
③ 水洗いした雑巾で拭く
④ もう一枚の雑巾で乾拭きする
シミの原因④クレヨン
クレヨンによる畳のシミは、こぼすというよりは、お子さんが落書きをしてしまった際などにできるものです。こちらは研磨剤入りの歯磨き粉を利用して落としましょう。
準備するもの
歯磨き粉、古歯ブラシ2本、雑巾2枚
対処の流れ
① 古歯ブラシに歯磨き粉を付けて、畳の目に沿い汚れを優しく擦る
② 濡らした雑巾を硬く絞り、歯磨き粉を拭き取る
③ 畳が乾くまで放置し、次はもう一本の乾いた古歯ブラシで畳の汚れを取る
④ 濡れ雑巾で拭き取り、最後に乾いた雑巾で水分を拭き取る
シミの原因⑤血液、吐しゃ物
シミの範囲が狭い場合は、飲食物のときと同じように対処します。シミの範囲が広い場合には酸素系漂白剤を使いますが、畳の色が抜けてしまう可能性も高いです。
【血液、吐しゃ物によるシミが広範囲の場合の対処法】
準備するもの
ペーパータオル、雑巾2枚、酸素系漂白剤(洗濯用)
対処の流れ
① 固形物などをペーパータオルで拭き取る(広げないよう注意)
② 雑巾に漂白剤を少量染み込ませ、シミ部分を叩く
③ 水洗いした雑巾で拭く
④ もう一枚の雑巾で乾拭きする
シミの原因⑥灯油
畳に灯油をこぼしてしまったときは、小麦粉などの粉末が大活躍します。灯油は臭いも残りやすいため、何度か繰り返して対処する必要があるでしょう。
準備するもの
ペーパータオル、小麦粉(ベビーパウダーも可)、雑巾2枚、古歯ブラシ、掃除機、エタノール
対処の流れ
① 灯油をペーパータオルに染み込ませる
② 畳のシミ部分に小麦粉を振りかけて、吸い取るまで放置する
③ 灯油を吸収した粉末が畳の目に入るので、古歯ブラシでかき出す
④ 掃除機で小麦粉を吸い取る
⑤ エタノールを染み込ませた雑巾で拭く
① 水に濡らした雑巾→乾いた雑巾→しっかり乾燥させる
▼畳にできたシミを取る際に注意したいポイント
畳のシミを取る際は、次の3つに注意しておこないましょう。
強く擦らない
漂白剤は様子を見ながら少しずつ使う
最後に乾拭きで水分を拭き取るのを忘れない
シミを取る作業では、歯ブラシで汚れをかき出さなければいけないときもあります。その際は、畳を傷めないように優しく擦るようにしましょう。また、漂白剤を使うときは、畳の変色に注意しながら少量ずつ使います。また、カビの発生を防ぐためにも、最後は乾拭きをしてください。
▼まとめ
畳は自然素材でできていますので、水分や油分を含んだものが付くと吸収しやすく、落としにくいという特徴があります。畳にシミができてしまったときは、シミの原因となったものに合わせた方法で対処してください。
灯油など臭いが残りやすいものをこぼしてしまったときは、畳の表替えや新調をおこなうのもオススメです。畳に関することなら、どんな小さなお悩みでも島袋たたみ店で承ります。お気軽にご相談ください。