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小上がりとは?メリットとデメリット、設置する際の注意点をご紹介します
query_builder 2025/01/09
コラム
著者:島袋たたみ店
島袋たたみ店

家作りの際に客間としての和室を設けない場合、リビングに置きをしたり、小上がりを置いたりすることで、和室の気分を味わうことができます。このうち、リビングについてはご存じの方も多いかもしれません。そこで今回は、もうひとつのアイデアである「小上がり」について、メリットやデメリット、設置する際に注意したいポイントなどをご紹介します。

▼小上がりとは
小上がりは、段差を付けて小上がりを作った上にを敷いた家具のことです。 リビングや寝室などで「段差のある小上がりスペースを作りたい」といった場合に利用でき、飽きたら移動させることもできますので便利です。また、和モダンなイメージ作りにも一役買うツールでもあります。

▼小上がりを設置するメリットとデメリット
部屋のイメージチェンジに大いに活躍する小上がりですが、次のようなメリットやデメリットがあります。

■小上がりを設置するメリット
まずはメリットからご紹介していきましょう。

    空間が立体的になる
    さまざまな用途に使える
    収納スペースが増える

空間が立体的になる
部屋全体がフラットな状態のところに小上がりを置くことで、視覚的にも身体的にも空間が立体的に感じられるようになります。 小上がりの段差は部屋にメリハリをもたらし、アクセントにもなるでしょう。

さまざまな用途に使える
小上がりを設置したスペースは、子どもの遊び場や書斎、テレワークスペース、赤ちゃんのおむつ替えスペースなど、さまざまな用途に使えます。小上がりスペースが広い場合には、カーテンで仕切りを付けて、客間や突然の家族の宿泊スペースなどにも使えるので便利です。

収納スペースが増える
家の中の収納スペースは多いに越したことはありません。小上がりの下が収納スペースになっているものを選べば、季節ものや書籍、ペットフードなどを保管しておくことが可能です。頻繁には使わないけれども保管しておきたいものの収納場所として、小上がりの下はうってつけでしょう。

■小上がりを設置するデメリット
多くのメリットがある小上がりにも、次のようなデメリットがあります。

    部屋が狭く感じるケースもあり
    バリアフリーには不向き
    小さな子どもが使う際には注意が必要

部屋が狭く感じるケースもあり
小上がりを設置した空間は物理的に高さが狭まることになります。ある程度高さを確保した小上がりの場合には、部屋が全体的に狭く感じるかもしれません。天井の高さとのバランスを見ながら、小上がりの高さを決めるようにしましょう。

バリアフリーには不向き
小上がりの特徴でもある段差は、腰かけられるなどのメリットがある反面、バリアフリーには不向きだといえます。高齢者が上がりにくかったり、小上がりを設置したことで車椅子の通るスペースを確保できなかったりなど、生活を送る上で支障をきたす可能性もあります。

小さな子どもが使う際には注意が必要
小上がりの段差は、小さなお子さんがいる場合にも注意が必要となります。上れないだけでなく、落ちて怪我をする可能性がありますので、常に大人の目が届く状態での使用を心がけてください。小上がりを設置したスペースに間仕切り壁を設ければ、お子さんでも安心して使えるでしょう。

▼小上がりを設置する際に注意しておきたいポイント
小上がりの設置を考えている方は、次の2点をぜひ押さえておきましょう。

    用途に合わせて高さや広さを決めておく
    間仕切りの有無で使い勝手が変わる

■用途に合わせて高さや広さを決めておく
小上がりはさまざまな用途に使えるので便利なのですが、もし用途が決まっているのであれば、小上がりの高さや広さを決めておくことをおすすめします。

一般的に、小上がりの高さは約20cm~40cmに設定されていることが多いです。無理なく腰かけたい場合には30cm~40cm、上りやすくしたい場合には20cm程度 が良いでしょう。小上がりの広さについては、書斎やお昼寝スペースであれば約3、お子さんが遊んだりこたつを置いたり、客間として使う場合には約4.5は欲しいところです。

このように小上がりスペースは、用途に合わせて高さや広さを決めておくと、生活の中で実際に使う際にストレスを感じにくくなります。

■間仕切りの有無で使い勝手が変わる
小上がりを設置する場所に、間仕切り壁やカーテンで空間を仕切ることができれば、急に個室が必要になったときでも慌てずに対処できます。ただし間仕切り壁の場合には、リビングとの一体感を削ぐ形となり、小上がりの存在が圧迫感をもたらすことに。また、カーテンの場合には、臭いや音の影響は受けます。

小上がりを設置する場合、空間を分ける壁やカーテンを付けるかどうかで使い勝手や印象が変わりますので、用途や可能性をよく考えた上で間仕切りを付けるかどうかを決めましょう。

▼まとめ
小上がりは、リビングや寝室などで段差のあるスペースを気軽に作ることができる家具です。さまざまな用途に使える他、収納スペースも増えます。しかし設置のし方や広さによっては部屋が狭く感じたり、高齢者や小さいお子さんなど使う人によっては注意が必要であったりというデメリットもあります。ご自宅に小上がりを取り入れる際には、用途に合わせて高さや広さを決めておくと、使用する際のストレスが減るでしょう。

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