フローリングから畳へのリフォーム方法、費用相場について解説します
最近では新築の際に和室を設けない家も多いですが、暮らしてみて畳の部屋が欲しくなるケースも少なくないようです。フローリングから畳へリフォームを考える場合、どのような方法があるのでしょうか。
今回は、フローリングから畳へのリフォーム方法2つと、それぞれの費用相場、メリットやデメリットをご紹介していきます。
▼フローリングから畳へリフォーム2つの方法とそれぞれの相場とは
現在の部屋がフローリングでそれを畳の部屋へリフォームしたい場合、次の2つの方法から選ぶことになります。
① フローリングの上に置き畳を設置する
② フローリングを撤去して下地を整え、畳を敷く
それぞれの具体的な方法と費用相場を説明していきましょう。
■方法①フローリングの上に置き畳を設置する
フローリングの状態が悪くなければ、その上に置き畳やユニット畳などを設置することが可能です。一時期のみ畳スペースが欲しい場合には、置き畳を1、2枚設置するという簡単なリフォームで済みます。
部屋全体に置き畳やユニット畳を敷くパターンでは、壁と畳の間に隙間ができますので、それを埋めるために「畳寄せ」 という横材を取り付ける必要があります。この場合はDIYでおこなうよりも、畳店やリフォーム会社に依頼するのが無難でしょう。
置き畳の費用相場
置き畳やユニット畳をフローリングの上に設置するリフォームでは、畳店やホームセンター、通販で畳を購入することになります。価格は畳の種類によって異なりますが、安いもので半畳サイズの5,000円ほどになります。畳寄せも設置する場合には、測定や設置料金も含めて1万円ほど追加となります。
■方法②フローリングを撤去し畳を敷く
こちらは、フローリング自体を撤去して、根太の組み替えや床板設置を経て畳を敷く、というリフォーム方法です。築年数の古い家で下地の状態がよくない場合には、この方法ですっかり入れ替えるのがオススメでしょう。
フローリングの洋室から畳敷きの和室に変えることになりますので、畳が敷居や廊下の高さよりも飛び出ないように、床板の調整等が必要になります。そのため、普段DIYをおこなわない人の場合には施工が難しいですので、リフォーム業者や畳店に依頼したほうがよいでしょう。
フローリングを撤去し畳を敷く方法の費用相場
フローリングの撤去で約2万円~、床板(下地)の張り替えで約2万円~に加え、新畳・畳寄せの購入費や設置代がかかります。 こちらもどのような畳を選ぶかによって、合計の費用が変わってくるでしょう。畳の総入れ替えはそう頻繁におこなうものではありませんので、価格はちょっと上がりますが、この機会におしゃれな琉球畳や和紙畳などにするという手もあります。
▼フローリングから畳へリフォームするメリット・デメリットとは
フローリングから畳のある部屋へリフォームする場合、2つの方法をご紹介しましたが、それぞれのメリットやデメリットを改めて整理してみましょう。
①フローリングの上に置き畳をした場合のメリット・デメリット
既存のフローリングを活かして置き畳やユニット畳を設置する方法は、DIYでも可能ですので、リフォーム費用を抑えられるのが一番のメリットだといえます。部屋の一角に置き畳をする場合には、インテリアのアクセントにもなります。
デメリットとしては、床板はいじらないため、畳の高さに足を引っかけてしまう可能性もあることなどが挙げられます。
フローリングの上に置き畳を設置するリフォーム
メリット デメリット
DIYでの設置が可能
リフォーム費用を抑えられる
飽きたら気軽に畳を撤去できる
一角に畳を置く場合は部屋のアクセントになる 周囲との段差ができやすい
ドアの開閉時に引っかかるため、ドア周りには置き畳を設置できない
②フローリングを撤去し畳を敷いた場合のメリット・デメリット
フローリングを撤去する畳リフォームでは、床下の状態をチェックできる上、床材の張り替えもおこなうため後々トラブルが発生しにくいのがメリットでしょう。その分、費用や手間はかかりますが、しっかりと施工してもらうことで、安心して部屋を使うことができます。
フローリングを撤去し畳を敷くリフォーム
メリット デメリット
床材を張り替えるため、後でトラブルが発生しにくい
フローリングと畳の間にゴミやカビが発生しにくい
リフォーム時に床下の状態を確認できる フローリングを撤去する作業が必要なため、時間や手間、費用がかかる
下地の状態がよくない場合は追加工事の費用がかかることもあり
▼まとめ
フローリングから畳へのリフォームでは、そのまま置き畳やユニット畳を置く方法と、フローリングを剥がして床板を張り直し、畳を設置するという2種類の方法があります。それぞれのメリットやデメリットを知り、ご自身の希望に合うほうを選びましょう。
島袋たたみ店では、畳の新調時に厚みを選択することが可能です。床置き畳で薄さが必要な場合、当店では2cmまでの薄畳に対応しておりますので、 ぜひご相談ください。