和室をおしゃれにリフォームしたいのなら、琉球畳がオススメ!張り替えのメリットとデメリットを解説します
「部屋のイメージをおしゃれに変えたい!」「和室の畳を張り替えたい」という方にオススメなのが、琉球畳です。本来、琉球畳は沖縄県産のい草を使って作られた畳のことを差しますが、現在では正方形の畳の総称としても用いられています。琉球畳にはたくさんの魅力がありますので、和室のリフォームを検討している方はぜひチェックしましょう。
このコラムでは、和室をおしゃれな雰囲気に仕上げてくれる琉球畳について解説していきます。張り替えのメリットとデメリットもお伝えしますので、最後までご覧ください。
■琉球畳とは?
琉球畳とは、沖縄県産の七島イ草(しっとういぐさ)と呼ばれるい草を使って作られた畳のことです。ただし、現在では半畳サイズ・ふちなしの畳の総称としても使われており、購入する店舗などによっては厳密な琉球畳ではないケースもあります。
七島イ草と通常のい草の違いは、断面の形です。通常のい草の断面は丸い形をしていますが、七島イは三角の形をしています。
<琉球畳の特徴>
●サイズ:半畳(880×880mm)
●カラー:豊富な種類から選択可能
●見た目:縁がない
■メンテナンスの仕方
一般的に、い草は湿気をよく吸うため、ダニやカビが発生しやすいといわれています。琉球畳をきれいに保つためにも、お手入れを欠かさないようにしましょう。
<メンテナンスの仕方>
1.畳の上のゴミを取り除く
2.雑巾で乾拭きする
3.水拭きする場合は、乾燥させる
まずはほうきや掃除機を使って、畳の上のゴミを取り除きましょう。畳が傷んでしまわないよう、優しく掃除してください。続いて、雑巾を使って乾拭きします。水拭きも可能ですが、カビの発生を防ぐためにも、室内の風通しをよくするなどしてかならず乾燥させてください。
基本的なメンテナンスの仕方は以上です。
■琉球畳の選び方
これから琉球畳を購入するという方は、下記の選び方を参考にしてください。
<琉球畳の選び方>
●設置する場所に畳のサイズが合っているか確認する
●素材をチェックする
●部屋の雰囲気に合わせたカラーを選択する
まずはどの部屋にどの程度の大きさの畳を設置したいのかを決めましょう。琉球畳の大きさは半畳(880×880mm)が基本ですが、オーダーメイドで大きさを依頼できる店舗もあります。
続いては、素材をチェックしましょう。本来は沖縄県産のい草を琉球畳と呼びますが、半畳サイズ・ふちなしの畳の総称としても用いられているため、取り扱っている店舗によって素材は異なります。肌触りなどを確認して、好みの素材を選んでください。
最後は部屋の雰囲気に合わせたカラーを選択しましょう。琉球畳はカラーバリエーションが豊富なため、選択肢がたくさんあります。インテリアに合わせるのか、それとも家具の色とそろえるのか、よく検討してからカラーを選んでください。悩んだらカラーコーディネーターに相談したり、リフォーム店などに依頼してカラーシミュレーションをおこなったりするとよいでしょう。
■琉球畳の費用相場
七島イ草は、手作業で加工されているため、費用相場は高額になる傾向にあるでしょう。一人で作業する場合、1日2畳程度までの制作が限界ともいわれており、畳のなかでも高級品として扱われています。
<琉球畳の費用相場>
●七島イを使用している場合:2~3万円前後
●い草や和紙などを使用している場合:約1万円
いずれも半畳の場合の費用相場です。取扱店舗によって値段は異なりますが、七島イを使用している琉球畳を購入する場合、い草や和紙などを使用している琉球畳のおよそ2~3倍の値段になるでしょう。
■置き畳との違い
なかには、「琉球畳と置き畳の違いがわからない」という方もいるかもしれません。
置き畳とは、ヘリがなくフローリングなどの上における半畳サイズの畳を差します。琉球畳より厚みが薄く、滑り止めの加工がされているのも大きな違いでしょう。
琉球畳はフローリングなどの上に置くのではなく隙間なく敷き詰めるため、設置する際には職人による細かな調整が必要です。厚みもあるため、置き畳のように自分で設置・交換するのは難しいでしょう。
▼琉球畳に張り替えるメリット
ここからは、琉球畳の購入を検討している方に向けて張り替えのメリットをご紹介していきます。
<琉球畳に張り替えるメリット>
●デザイン性に優れている
●カラーが豊富
●洋室に合わせやすい
次項で詳しく解説していきますので、さっそく見ていきましょう。
■デザイン性に優れている
琉球畳には縁がないため、おしゃれな雰囲気を演出しやすいでしょう。デザイン性に優れており、和室だけでなく洋室にも馴染みやすいため、使いやすいメリットがあります。
■カラーが豊富
カラーバリエーションが豊富なため、部屋を好みの雰囲気にイメージチェンジできるでしょう。一般的な畳の色だけでなく、グレー、ピンク、オレンジなどもあり、2色使いすることも可能です。色を交互に合わせて市松模様にしてもよいかもしれません。
■洋室に合わせやすい
畳といえば和室のイメージがありますが、琉球畳なら洋室にもぴったりです。部屋の一部をリノベーションする際に活用しやすいでしょう。
▼琉球畳に張り替えるデメリット
琉球畳への張り替えには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
<琉球畳に張り替えるデメリット>
●通常の畳よりも高価
●畳が傷みやすい
●こまめな掃除が必要
購入してから後悔しないためにも、ぜひチェックしてください。
■通常の畳よりも高価
琉球畳は通常の畳よりも高価であり、張り替える枚数によっては予算オーバーになる可能性があります。また一般的な畳とは異なり、琉球畳は半畳サイズのため、一部屋すべてを張り替える場合にはそれなりの費用を用意しておく必要があるでしょう。
■畳が傷みやすい
琉球畳は縁がなく畳が傷みやすいため、定期的なお手入れが欠かせません。使い方によっても異なりますが、耐久性が低いことは知っておくべきでしょう。
■こまめな掃除が必要
ダニやカビの発生を防ぐためにもこまめな掃除が必要でしょう。湿気を含みやすいい草は、ダニやカビの温床になりやすく、湿気対策が欠かせません。畳干しをするなどしてできる限りよい状態をキープし、長持ちさせましょう。
▼まとめ
琉球畳について、特徴や張り替えのメリットとデメリットを解説していきました。琉球畳とは、沖縄県産のい草「七島イ草(しっとういぐさ)」を使って作られた畳のことです。しかし現在では、半畳サイズ・ふちなしの畳の総称としても使われており、素材や価格帯はさまざまです。
琉球畳を購入する際にはカラーや素材、値段をチェックして、自分の希望に合った畳を選びましょう。購入後はできる限り長持ちさせるためにも、定期的なお手入れを欠かさないようにしてください。
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