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の素材「イ草」とは?イ草のランクや見分け方を解説します

query_builder 2023/08/16
コラム
島袋たたみ店

一般的なには自然素材である「イ草」で作られていますが、実はイ草には国産のものだけでなく外国産のものもあります。そして、それぞれのイ草がもつ特徴により、イ草はランク付けされていることをご存じでしょうか。

今回は、イ草に使われるイ草の種類や、イ草のランクの決まり方などを解説していきます。ぜひイ草を選ぶ際の参考にしてください。

イ草とは
イ草は単子葉植物イグサ科の植物です。苗付けは12月頃におこなわれ、翌年7月頃に刈り取られたものを乾燥させて、表用のゴザを作る際の材料にします。 

イ草がの材料として選ばれる理由としては、構造がスポンジ状になっているため、優れた保温性・断熱性・調湿性に加え、適度な弾力性や吸音性ももっていることが挙げられます。また、有害物質を吸着させる空気浄化作用や抗菌効果、イ草の香りによる睡眠効果やリラックス効果も兼ね備えています。このような多くの特徴をもつイ草は、まさにに適した素材だといえるでしょう。

に使われる主なイ草の種類
イ草は日本生まれの文化ですが、実際には現在の製品には日本産だけでなく、中国産のイ草も多く使われています。こちらではそれぞれのイ草の特徴をご紹介しましょう。

国産のイ草
に使用される国産のイ草の約8割以上は熊本県八代市で、約1割が福岡で作られています。 また、縁のない琉球畳の素材として使われる「七島イ草」は主に大分県で生産されています。通常のイ草は断面が丸い形ですが、七島イ草の断面は三角になっているのが特徴です。そんな七島イ草を使った琉球畳は、使い込むことで柔らかい質感になっていく 高級として知られています。

国産のイ草は、見た目の美しさ、触った時のしなやかさ、香りの高さに秀でています。最初は美しい青だったものが、経年で艶のある黄金色に変わるのも、国産のイ草ならではの特徴でしょう。ただしその分、価格は高めになります。

■中国産のイ草
実は、現在国内で使用されている製品の約7割は、中国産のイ草で作られています。その理由としては、国産のものよりも価格面で割安な点が挙げられます。

中国産のイ草の特徴は、色ムラやささくれができやすいことです。最初はきれいな青ですが、残念ながら年数が経過すると黒すじが現れやすくなる傾向にあります。そのため、中国産のイ草を使ったは、早めに表の裏返しや表替えなどをおこなっていくことが大切になってきます。

国産イ草と中国産イ草には、それぞれメリットやデメリットがあります。価格面とメンテナンスの面で比較してみて、どちらのがご自身の生活スタイルに合っているか判断するとよいでしょう。

イ草にはランクがある
前述したような特徴により、国産のイ草と中国産のイ草では、国産のものの方がランクが上として扱われています。さらにイ草のランク付けは、イ草の産地だけでなく、次のような項目も大きく関わっておこなわれます。

    イ草の長さ
    イ草の本数
    経糸の違い

それぞれについて詳しく説明していきましょう。

■イ草の長さ
表はの表面のことであり、イ草で作られたゴザがあてられている部位です。この表で使われるイ草は、長いものは高級品として、短いものほど下のランクとして扱われます。

一般的なの横幅が約88cmだとすると、それをしっかりと補う長さと太さをもつイ草が必要となります。短いと縁近くには葉先などがあたることになるため、黄色や黒すじが出やすくなり、傷みやすくもなってしまうのです。

イ草の本数
表のゴザ部分は、たっぷりのイ草を使って目が詰まっているのが理想です。高級なほど表には多くのイ草を使用していますが、安価品はイ草の本数が少ないため薄っぺらい印象となります。ただし、イ草は品種の違いによって太さが少々異なりますので、イ草の本数の代わりに重量でのランク付けをおこなう場合もあります。

表は使用時に多く接触を受ける部位ですので、本数を多く使ったほど耐久性に優れているといえます。

■経糸の違い
表の耐久性を左右する要素のひとつである「経糸」には、より強い素材のものが求められます。の経糸は、イ草でゴザを織り上げていく際に縦方向に走らせる糸のことです。表となるゴザには、1本1本のイ草が納まるべき場所でしっかりと留まっていられるように、複数本の経糸が走っています。

経糸には、丈夫な順に麻、麻綿混合、綿などの種類があり、麻糸を2本使った表を採用したイ草は最高ランクとなります。一方、綿1本を縦糸に使ったは下位ランクとして扱われます。 

さまざまな面で耐久性が高いの方が上位ランクとなり価格も高く、逆に耐久性の低いは下位ランクで割安となることを覚えておいてください。

▼まとめ
イ草にはランクがあり、そのランク付けの所以となるものは「の美しさ・耐久性」です。そのため、高級品としてランク付けされるでは、イ草はより長いものを多く、経糸には麻の糸が使われています。イ草に使われるイ草には国産と中国産があり、素材の優良さから国産イ草を使ったの方が上のランクとして扱われているのです。

選びで迷ったら、大正10年創業で豊富な実績をもつ島袋たたみ店へご相談ください。お客様のご要望とご予算に合ったお品を提案させていただきます。
 

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